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modern times presents 『One’s Mind of RIARU ITO』【前編】

今夏、『サーファーの目を守る』をコンセプトに始動した日本製高品質サングラス『modern times ‘real’ (モダンタイムス リアル)』によるスペシャル企画。

圧倒的なサーフィンスキルで、国内外から注目される若きプロサーファー 「伊東李安琉(いとうりある)」。

4歳からサーフィンを始め、世界中のパイプラインに挑み続ける彼が考える”サーフィンの魅力”とは?

そして、世界の頂点を目指し、これまで次々と立ちはだかる大きな壁を乗り越えてきた、その揺るぎないマインドに迫るべく、インドネシアのサーフトリップより帰国直後の彼に話を伺った。

■まず、先程インドネシアから帰国されたばかりですが、今回の旅はいかがでしたか?

伊東李安琉(以下riaru):
滞在中は結構パワフルな波がずっとあったので、毎日すごく練習になりましたね。

あとは、WSL(ワールド・サーフ・リーグ)の試合にも出場して、結果はクォーターファイナルで終わったのですが、海外のQS(クオリファイシリーズ)に出るのは、今回が初めてだったので、自分としては良い結果を残せたかなと思っています。

■今回の大会は、クォーターファイナルで対戦したモーガン・シビリック選手が優勝するという結果でしたが、心境は?

riaru:
そうですねぇ、やっぱモーガンを阻止するのは難しかったですね。

今回、彼さえ阻止出来れば優勝出来ると思ってたんですけどね。。。

■世界のトップ34が選ばれる”CT”にも名が入るモーガン選手と戦って感じた事は?

riaru:
彼は、すごく落ち着いてましたね。

普通ならもうちょっと焦って、変な波に手を出したりすると思うのですが、そういった部分が全く無くて、ブレなかったので「やっぱCTの選手だなぁ」って感じました。

落ち着いて、確実に点数を出してくるので流石でしたね。

■試合前の緊張感はありましたか?

riaru:
いや、緊張感もプレッシャーもなかったです。
もう全力で好きな様にやるだけだ!って思っていましたので。

■李安琉選手がそもそもサーフィンを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

riaru:
それはお父さんがサーファーだったので、その影響で4歳から始めました。

始めた頃は、スケボーとサーフィンをやっていたのですが、最終的にサーフィン一本に絞りました。

■4歳からサーフィンを始めて、プロを目指そうと思ったきっかけは?

riaru:
そうですねぇ、特にきっかけというのはなくて。。。

どんどん上手くなろうと思って練習してたら、勝手にプロになってたという感じですかね  笑

プロになったのは、確か14とか15歳で、中学3年生の時だったのですが、今思えば必然的に通る道だったんだと思います。

■李安琉選手の考えるサーフィンの魅力とは?

riaru:
やっぱ一番は楽しいって事ですね。いろんな波を求めて海外に行って。

あとはサーフィンって奥が深すぎて、延々と辿り着かないところですかね。

上手くなればなる程、まだまだ挑戦出来るので、そういうのも魅力ですね。

■海外のチューブや、壁の様な大きな波に挑む時って、怖くないのですか?

riaru:
怖いですよ。めっちゃ怖いです。笑

でも怖いんですけど、行っちゃえばなんとかなるって感じですね。

■今までのサーフィン人生で、「これは死ぬかもしれない」ってぐらいの危険な波はありましたか?

riaru:
死にはしなかったですけど、メキシコのパイプはヤバかったですね。

■死ぬかもしれないと思っても、どんどん大きな波に挑戦する理由は?

riaru:
そうですねぇ、やっぱそれ以上にメイクした時の感覚が最高なので。

死ぬと思ったら死ぬだろうし、死なないと思ったら死なないです。
そんな感じで、ちょっとした恐怖との駆け引きをして、もう行っちゃうしかないですね。

あと、人間は意外と死なないので大丈夫です。

■これまでで一番思い出に残っている波は?

riaru:
いっぱいあるんですが、チョープー(タヒチ)の波は凄かったです。

チューブの穴のデカさも違うし、そこから見える光景も違って。

チューブに入りながら山の景色がバーッて見えて、スピッツの量も半端じゃなくて。。。

■チューブに入ってる時って、景色を見たり音を聞いたりする余裕があるのですか?

riaru:
うーん、どうなんですかね。。。

あんま意識してなかったですけど、そう言われると、意外とちゃんと見たり聞いたりしてるのかもしれないですね。

逆にちょっとスローに見えているかもしれないです。

■2024年、パリオリンピックの開催場所がそのタヒチ・チョープーで、出場候補に李安琉選手の名も挙がっていますが、心境は?

riaru:
そうですね、まだわからないですけど、もし出れるとしたら最善を尽くすしかないと思っています。

自信はありますが、ケリー・スレーターやジョン・ジョンとか自分よりも全然やばいんで。

まぁやってみないとわからないですね。

「誰にも負けない!」というよりは、「チョープーで試合した事ないんで、やってみたい!」という気持ちがすごくありますね。

後編に続く


伊東李安琉(いとう りある)
2002年生まれ、宮崎県出身のプロサーファー。
父の影響で4歳からサーフィンを始め、数々の大会に出場。
8歳でオール九州高校生以下のクラスで優勝しプロサーファーとなって以降、2019年「WSL SUPERKIDS U-16」優勝、2021年「JPSAショートボード第4戦(日本のプロサーフィンコンテスト)」優勝など、これまで数多くの功績を残してきた。
2022年12月には、サーフィン界で最も権威のある大会「Vans Pipe Masters ヴァンズ パイプ・マスターズ」に、唯一の日本人選手として出場。
国内外から注目される圧倒的なサーフィンスキルで、2024年パリオリンピック出場も目標に掲げる、サーフィン界期待の新鋭。

modern times ‘real’ (モダンタイムス リアル)
極度に強い紫外線から「サーファー達の目を守る」をコンセプトに誕生した高品質日本製サングラス。
眼鏡の聖地・鯖江で生産されるMADE IN JAPANの確かなクオリティーと、ベーシックを極めた飽きのこないデザインは、サーファーのみならず、海・山・街あらゆるシーンにおいて、私たちの目を快適にカバー。
創業113年の眼鏡総合商社が手掛ける、誰もが「やはり日本製は良いね。」と、誇りを持てる究極のアイウェア。
今夏、遂に発売開始!

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interview / text / photo
by YOSHIWO NISHIMURA

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by WAVE SURF


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